【今週の通勤BGM~僕を奮い立たせた音楽、僕を癒した音楽~vol.1】

「この人、普段どんな音楽を聴くんやろう?」

「この人、どんなCD持ってるんやろう?」

僕もいろんな音楽ブログやレビューサイトを覗くが、その度にこんな興味を持つ。

 

気になれば、そのブログの最新記事をいくつかチェック。

もっと気になれば、第1回目から遡り、全記事をチェック。

そして、筆者の音楽性や趣向を知り、自分の音楽世界を広げていく。

 

“Another Style For Music”という僕のブログに出逢ってくれた人の中で、僕にそんな興味を湧いてくれる方がいるのかもしれない。

ということで、こんな企画を始めてみることにした。

 

「今週の通勤BGM~僕を奮い立たせた音楽、僕を癒した音楽~」

日常生活で一番音楽を聴いている時間が長いのは、通勤時間。

家でBGM的に流している時は、生活音や近所の音なんかも耳に入ってしまう。

しかし通勤時はイヤホンを両耳に差し込んで聴いているので、その音楽しか入ってこない。

 

無論、耳のことや安全面を考え、爆音にはせず、車内アナウンスが聴こえる程度のヴォリュームで音楽を聴いているので、ご安心を!

僕含め、音楽が大好きな皆さん。耳は大事にしよう!

そして、ついでにもう一つ、自転車を運転している時は、イヤホンはせず、音楽はやめよう!

 

通勤時は基本、スマートフォンと向き合い、ニュースやSNS、ネットをチェックするか、ブログのネタ出しするか。たまに読書。

しかしけっこうしっかりと音楽を聴き込めていて、いろんな気づきがあったりする。

自宅で聴いているときには気づかなかったマジックを、こういう時に気づくことがある。

 

仕事場へ向かう時、自分を奮い立たせる音楽。その時に感じた一言。

家へ帰る時、一日の疲れを癒す音楽。その時に感じた一言。

毎日聴いた音楽、そして感じた一言を少しずつまとめていこうかなと。

 

普段のブログが超絶に長い文章の為、この企画についてはすっきり一言で引き締めていこうと思っているけど、熱中するとどうなるか…

では、スタート!

 

10月9日(火)

・出勤:SURVIVE ”Immortal Warriors” (2018)

IMMORTAL WARRIORS (イモータル・ウォリアーズ)

IMMORTAL WARRIORS (イモータル・ウォリアーズ)

 

 
先月、9月17日。

渋谷のClub Asiaで開催されたSURVIVEの20周年ライヴは凄まじかった。

 

20年の戦い続けた結果のバンドとして、人間としてのデカさを照明したショー。

そして、日本で、海外で、大御所メタルバンド、レジェンドメタルバンドたちと回った経験が爆発したショー。

 

このアルバムは、この20周年ライヴ約1週間前に発売された、通算7枚目。

20年のキャリア、厚みが詰まったドラマチックなエクストリームメタルの傑作。

20周年記念のショーは、来日バンドを観ているような心地になった。

ほんまにゴツかった。

あの日に得たパワーは約1か月経った今も冷めず、連休明けのテンション低い出勤、SURVIVEで決まり!


【Immortal Warriors アルバムトレーラー】


SURVIVE - Immortal Warriors Crossfade


【Immortal Warriors (Music Video)】


Survive - Immortal Warriors MV

 

恐らくバンド史上最もキャッチ―。ライヴでは皆と一緒にコーラスできる感じが見事。

“不滅の戦士”というタイトルの曲は、SURVIVEのリーダー、NEMO氏(Vo./Gt.)の体験からくるもの。

 

彼は2017年突然の病に倒れ、生死を彷徨っていた。

これまでの19年間一人でバンドを支え、大きくし、突っ走ってきたことが原因。

何とか復活した時、そこにはバンドメンバーがいて、ファンがいた。

 

そこで感じた心と闘争心を歌った曲で、バンド史上初、演奏シーンはそこそこに、演技を全面に出した、ショートフィルムのような映像作品。

曲良し、歌詞良し、ファンともコーラス出来ライヴ映え良し、とバンドとして最高の曲が書けたのではないか。

 

・帰宅:渚ようこ “Yoko Elegance~渚ようこの華麗なる世界~” (2002)

Yoko Elegance~渚ようこの華麗なる世界~

Yoko Elegance~渚ようこの華麗なる世界~

 

  

いつかまた詳しく書くが、僕は「昭和歌謡」と言われる音楽が好きだ。

僕が音楽に好む要素、「カラフル」「哀愁」「ドラマ」がそこにはあるから。

 

渚ようこ…この存在を知ったのは、このアルバムで彼女をプロデュースした人、横山剣さんのバンド、Crazy Ken Bandで剣さんとデュオした曲、“かっこいいブーガルー”(2001年リリースのマンモスシングル『肉体関係』収録)。

気怠い感じで、艶っぽく歌う姿がかっこよく、僕は惚れた。

 

そんな人が突然、この世を去った。

休日出勤に出ていた9月30日(日)。帰宅中に知ったこのニュースに、僕は唖然とした。年齢不詳とは言え、まだ40代なはず。

 

彼女は昭和から歌っていた訳ではない。しかし僕が昭和歌謡というものに興味を持つ頃に知った声で。僕にとっては、昭和歌謡の女声の基準が、渚ようこだった。

男前で深みがあり、過去に影のあるも強く逞しく生きる女性…1970年代の日活映画によく観た女性の印象を持つ声。

彼女は謎めいた人で、生年月日不明。詳しいことは分からない。そんなところも、日活アクションロマン映画に出てきそうな感じ。

 

このアルバムは、6枚目のミニアルバム(ライヴやベストアルバムを含む)で、Crazy Ken Bandの横山剣プロデュース。

音楽性は、横山剣ワールド全開。ソウルフルでカラフルなポップスという剣さんの世界観に、キャバレー感を加えると、渚ようこになる。

 

1曲目は、1960年代のアメリカンポップスの軽快さと、フレンチポップスのファンタジックさを併せ持つ…と思いきや、1969年発表された浅岡ルリ子さんのカバーだった。

そして2曲は昭和歌謡のビッグバンド、4曲目は、昭和歌謡の空気を持ったブルーズから始まり、華々しく明るく盛大に展開していく。

8曲目~12曲目がそれまでのカラオケ版なのが勿体ない気もする。

彼女の絶品の声をもっと堪能したいと思わすが、この昔のカラオケ感もいいのかな。

 

全体的に、

「一人の女性の喜びと哀しみを歌ったキャバレーで展開されるミュージカル」

といった印象の一枚。

新宿のゴールデン街に店を持っていたそう。酒呑みの俺は、行けばよかったと、今更知ったことを後悔。

 

【第三京浜】


シャム猫を抱いて 〜 浅丘ルリ子


優しいほがらかな声。そして優しいピアノとサックスで展開される、大人な一曲。

「夜のハイウェイ。青白い光の中車が走り抜ける。オレンジのヘッドライトに灯され、しっとりと歌う一人の女性」

そんな姿が見えてくる。

 

【ニュートーキョー】


渚ようこ 『ニュートーキョー』


ベースラインがかっこよく、メロディーを描くキーボードサウンドが煌めきをもたらし、サックスを筆頭に管楽隊が味をつける…。

そんなバックを従える渚ようこが強く歌い上げる。これぞ、キャバレーミュージカル!

10月10日(水)

・出勤:DAMAGEPLAN ”New Found Power” (2004) 

New Found Power [Explicit]

New Found Power [Explicit]

 

 
気怠い朝。仕事にもやる気が出ない朝に、

「起きろ―!さぁ、負けんなよ。闘うんだ。大丈夫、俺らはお前を信じてる。周囲の奴らをビビらせてやれよ!」

なんて、強くかっこいい先輩から、肩叩いてもらう感じ!

 

90年代、へヴィメタル界に革命を起こし、新たなへヴィロックの形を示したバンド、PANTERA。その中心にいたアボット兄弟がPANTERA解散後創設したバンドの1枚目。

この翌年悲劇が起こり、バンドは1枚で解散となるのだが、この作品が本当に強力。

 

PANTERA時代より棘は無くなったし、ギターも速弾きをそこまで前に出してないので、初めて聴いた時はあんまり好めなかったのだが、僕の耳や感性がまた成長したのか、今聴くと傑作へヴィアルバムだと分かる。

 

全体的にコクのあるヘヴィグルーヴが漂う。ギターもドラムスもベースもヘヴィなパワーを爆発させているが、尖り過ぎず、耳に馴染み易い。バランスがいい。

ヴォーカルも同様。叫んでいるがメロディーを歌っているし、時にクリーンヴォーカルでも歌っており、味わい深い。

 

オフィシャルビデオが無いので紹介できないのが残念だが、アボット兄弟の復活を祝す1曲目”Wake Up”の破壊力の凄まじさ、ムカつく奴へ心の中で睨みを効かせる5曲目“Fuck You”の爽快さは絶品。

 

改めて聴くと、ダイムのギターの世界観、怒声もメロディーも歌えるヴォーカルにより、多彩なヘヴィロックアルバムに仕上がっている。今後も長く聴き続けるだろう。

 

【Save Me (Official Video)】


Damageplan - Save Me { Official Video } W / Lyrics

 

リズム(リフ)やコーラスはモダンな印象。ヴォーカルもメロディックに歌い上げる。

この曲でダイムはギターをユニークに遊んでいて、言うなれば歯医者で耳にするドリル音のような感じで、一聴して彼と分かる。

独特の金切りギタートーンの10秒~・35秒~がそれ!

 

【Breathing New Life (Music Video)】


Damageplan - Breathing New Life Music Video W/ Lyrics

 

気持ちいいグルーヴで、怒声が響く一発。

この曲でもダイムの特徴的な、また独特なギターが堪能できるが、ここで特筆すべきはダイムの兄貴、ヴィニ―のドラムス。

 

一打一打かなり重いが決してもったりせず、彼独自のグルーヴを産み出している。

というのも凄く生々しい、CDというメディアを通して聴いているが、目の前で叩いているかのような生っぽさを感じる。

そして機械的ではない肉厚なドラム。ドラムヘッドのうねりが伝わってくる感覚。音楽仲間の先輩が言っていたが、「ヴィニ―ほどノレるドラムスはいない」


・帰宅:無し!

ふだん帰宅時に音楽を聴かないなんてありえないが、会社の宴会があり、また僕が祝される宴席だったため、深酒の末にタクシー帰宅という有り様(笑)

酔い潰れた訳ではなく、ただ同僚と共にタクシーに乗っていたので聴けず。

10月12日(木)

・出勤:無し!

何と出勤時音楽を聴かないという、レアな日。

前夜の酒が残って多少の二日酔いはあったが、ただ眠かっただけ。

そしてこの朝は仕事で郊外の方まで1人向かっていたので、気持ちがのんびりしていた模様…

 

・帰宅:NEAT 001 “Into The Light” (2018)

(参照:http://neat001.jp/web/2018/08/15/cd%E5%AE%8C%E6%88%90%EF%BC%81%EF%BC%81/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%886p%E3%80%80%E7%AC%AC1%E6%A0%A1/)

 

 
一日疲れたんで、なんかこう、楽しさが欲しい…ということで、この間の日曜に手に入れた大阪のバンドを。

10月7日(日)、名古屋のRevenge.69ってバンドが東京でライヴするということで、四谷アウトブレイクというライヴハウスへ行ってきた。

 

そのRevenge.69のリーダーが大絶賛する大阪のバンドがこのNEAT 001。

ショーが本当楽しく、他に聴いたことの無い音楽だったもので、14年振りの2ndアルバムを買ってみた。

また詳しくCDレビューを書きたいと思うので、ここではサクッと。

 

NEAT 001はギター、ヴォーカル、ドラムスが女性、ベースが男性の4人組。

とにかくドラムスは楽しそうで、ヴォーカルはちょっと艶っぽさを見せ、ギターは始終笑顔で走り回る元気な人。

元々はヘヴィメタル出身だけど、ロックンロールやパンク、オルタナなどいろんな音楽を混ぜて、それぞれの「楽しい・元気」な要素を全面に押し出したような音楽。

 

このアルバムジャケットのような、晴天の遊園地で遊び回っている感じかな。

自然と元気に笑顔になれる楽しい一枚。

 

【Into The Light アルバムトレーラー】


NEAT001 2nd album "Into The Light" trailer


【Into The Light】


NEAT001 Into The Light

 

アルバム中異彩を放つ、じわじわ聴かせる一発。

語りから入り、狂気を見せるヴォーカルの叫びは、The Doorsのジム・モリソンを思わせる。

10月12日(金)

・出勤:KREATOR “Hordes Of Chaos” (2009)

Hordes of Chaos

Hordes of Chaos

 

 

今思い返せば、これは僕の人生を変えたアルバムの一枚。

とにかく漢気溢れるドラマチックでメロディックな一枚。僕をスラッシュメタルという、スピードと過激性を備えたメタルの世界へ誘ったアルバム。

 

大学生まで、スラッシュ四天王と呼ばれるMETALLICAやMEGADETH、SLAYERも聴いていたけど、僕の中でヴァイオレントなものってなんか違うのかな?と思っていた。

 

しかし上京し、社会人デビュー。

大人の世界、世の中の複雑さ、厳しさ、勝手さを知ってかどうか分からないが、もっと自分を鼓舞し、闘争心を燃やし、自分の夢へ向かおうなんて気合いがどんどん高まっていた。

そんな時、その心意気にピッタリな音楽、スラッシュメタルに没頭する。

 

日本のOUTRAGEに出逢い、完全に惚れた。

海外のバンドでは、ドイツのベテラン、スラッシュ3羽カラスの一つ、このKREATORに魅せられた。

何かのきっかけでYouTubeでこのアルバムのタイトルトラックにして1曲目のミュージックビデオを観て、僕の心は燃え上がった。

 

アルバムを手に入れ聴いてみると…それまで僕が抱いていたスラッシュメタルの「ただ速く、突っ走る怒声」なイメージと違い、正統派な音がたくさん聴けた。

メロディーがたくさんあった。漢気溢れるドラマが詰まったアルバムだった。 

 

【Hordes of Chaos (Music Video)】


KREATOR - Hordes of Chaos

 

マッチョな男2人が1人の女性を巡って?戦う中、バンドが演奏するこのビデオ。

これが僕の音楽世界をまた一つ、押し広げた作品。

このヒロイックなイントロと、心を燃やしていく、高めていく曲のイメージが、映画”300”のような世界観にピッタリ。男の中の男は、惚れること間違いなし。

こういう映像がジムとかで流れたら、もっとメタルファンって増える気がするんやけどな~

 

【Destroy What Destroys You (Official Video)】


KREATOR "Destroy What Destroys You" (OFFICIAL VIDEO)


不穏なメロディーと奇妙なドラムリズムで始まる力強い一曲。

「お前を壊す者を壊せ」

という曲名、そしてこの言葉を叫び歌うコーラス。

「生きていて出逢う敵、ムカつく出来事、人生を阻む天災…そんなものに負けるな、俺がついているから」

というバンドからファンへの応援ソングな気がする。

 

・帰宅:DOWN “Nola” (1995)

Nola

Nola

 

 
週末に入るのだが、仕事を家に持ち帰っていることと、週末にライター業でも書きたいものが多くあり、気合を…と選んだのがこの一枚。

アメリカ南部ルイジアナ州の南にある都市、ニューオーリンズ。

ジャズの発祥の地としても言われるこの土地は、へヴィで埃っぽく、無骨な男たちのへヴィロックの街でもある。

 

この都市出身者や住む者で結成されたスーパーグループがこのDOWN。

PANTERA, Corrosion Of Conformity, Crowbar, Eyehategodと、へヴィミュージックの世界では有名なバンドのメンバーから成る。

肉、ビール、大きな空、大きな男、髭、スキンヘッドと、アメリカの肉体労働者と言われ思いつくイメージを上手くミックスさせた音。

 

とは言え決して無骨なものばかりではなく、繊細なアコースティックギターの美しいメロディーや夢の中で泳いでいるようなトリップ感ある曲など様々。

ゴツイ男たちだけど、その見た目ではイメージつかない、芸術家っぽい印象を受ける曲も多い。

 

よくハードロックの開祖と呼ばれる、Deep PurpleとLed Zeppelin。

前者は欧州で後者はアメリカで人気な印象があるが、DOWNの曲にも、Led Zeppelinからの印象をよく感じる。

 

【Stone the Crow】


Down - Stone the Crow

 

SURVIVE20周年記念ショーでも開場時流れていた、男泣きのへヴィなバラード。

アメリカらしい大きな自然を感じさせる、そこで叫び上げる一人の男の哀しみと言った具合か。

本家Corrosion Of Conformityではリズムに徹するペッパー・キーナンが印象深いギターソロを決める。

今週聴いていたDAMAGEPLAN。そのアボット兄弟が元々組んでいたバンド、PANTERA。

PANTERAがロック界に革命をもたらした要素の一つはその凶暴なヴォーカル、フィリップ・アンセルモの声にもあるが、そいつがバラードを歌うと、こんなにも深い哀しみを放つ。

 

 

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